さまざまな濃淡の緑と黒色の縞模様が特徴的な石。和名は孔雀石。結晶は大変珍しく、ほとんどは大きな粒状の塊として産出される。花瓶や床・柱材として利用できるほどの大きさがあることも(参考:エルミタージュ美術館の「マラカイトの間」)。
古代エジプト、ギリシャ、ローマでも宝飾品として利用され、粉末はアイシャドーや絵の具として用いられた。マラカイトの粉末には毒性があるので、カッティングや研磨の際には吸い込まないように注意が必要。
主な産地はアフリカ、ペルー、ロシア、アメリカなど。古代では持ち主を守護する戦士の石、危険や疾病から守る力がある石と信じられていた。
石の特性/natural properties | |
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名称/Name | マラカイト/Malachite |
結晶系/Crystal Structure | 単斜晶系/monoclinic |
化学組成/Composition | 銅の水酸化炭酸塩/Copper hydroxycarbonate |
硬度/Hardness | 4 |
比重/SG | 3.80 |
屈折率/RI | 1.85(平均) |
複屈折量/DR | 0.025 |
光沢/Lustre | ガラス状〜絹糸状/vitreous to silky |
パワーストーン/Crystal healing | 憂鬱感を解放し、感情のバランスを整える。不眠を改善し、夢や瞑想時のビジョンの解読を助ける。エナジー・バンパイア対策にも効果的な石。 |